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自宅を売却する際、想定よりも時間がかかってしまうこともあります。売れない期間が長引くほど、その後の予定も狂い、出費がかさむ場合もあるので、なるべく早く買い手を見つけることが重要です。
この記事では、売り出し中の家が売れない主な理由と、不動産を早く売却するためのポイントをご紹介します。
目次
家が売れない場合、まずは以下の点を確認してみましょう。
それぞれの詳細を解説します。
売り出し価格が高すぎる場合、なかなか注文は入りません。価格に不安がある場合は、周辺相場を比べて適正な価格になっているか不動産会社と相談してみてください。とくに築古物件(築15年~20年以上)の場合、建築価格を参考に値付けしていると、買主から見たときの値ごろ感が失われます。
物件の状態が悪い場合も、買い手を見つけることが難しいです。まず、外観が悪くないか確認しましょう。外壁は買主の印象を左右するだけでなく、建物の耐久性にも直結します。家を建ててから一度も改修していない場合は、外壁塗装を行ってから再度売り出すのも手段のひとつです。
また、ファミリー向けの物件の場合は、キッチンやお風呂、トイレなどの水周りにも気を遣いましょう。生活環境に直結する水周りが傷んでいると、買主から敬遠されやすくなります。
都市部の物件の場合、公共交通機関からのアクセスが悪いと注文が入りづらいです。アクセスは改善しようがないので、売却ターゲットを変えてみるとよいでしょう。具体的な手法は記事の後半で紹介します。
地方物件の場合、駐車場がないと注文が入りづらいことが多いです。もしも庭がある場合は、庭部分のみ更地にして駐車場を確保することも検討しましょう。
ここまで紹介した点をふまえて、家を早く売るポイントとしては次の5つが考えられます。
それぞれの具体的な内容を解説します。
まず、相場に合わせた値下げを検討しましょう。安易に値下げする必要はありませんが、不動産取引では周辺相場が重要視される傾向にあります。不動産会社の査定に基づき、周辺物件の取引実績から乖離した値付けは避けましょう。
たとえば長年住んだ自宅の場合、思い入れから高めの価格設定にしてしまいがちです。客観的な値付けのため、価格設定は不動産会社に一任してもよいでしょう。
安易な値付けを避ける方法としては、リフォームして物件価値を高めることも重要です。とくに買主の第一印象を左右する外壁、ファミリー層が重視する水周りは、不動産会社のアドバイスに従いながら改良を検討しましょう。
建物が古すぎる場合は、更地にして売り出す方法も有効です。仮に居住ニーズが少ないエリアでも、更地にすることで駐車場や資材置場としての需要を喚起できる場合があります。解体には費用がかかりますが、コスト分を販売価格に加味して売り出すとよいでしょう。ただし、更地にすると固定資産税の軽減措置がなくなり、支払う税金が高くなる点は注意してください。また、市街地調整区域など一度建物を壊すと再建築できない土地もあります。更地にして売り出す場合は、不動産会社と出口戦略を検討するようにしましょう。
リフォームや更地が難しい場合、売却ターゲットを再検討してみることも有効です。たとえば公共交通機関からのアクセスが悪い場合、近隣にある会社の従業員に絞って販促してみても良いでしょう。また、地方で駐車場がない物件などは、都市部に居住する人向けに別荘として売り出す方法もあります。
これらの売り出し戦略も不動産会社と相談してみてください。
ここまで紹介した方法を試しても売れそうにない場合は、思い切って担当不動産会社を変えてみてもよいでしょう。それぞれの不動産会社には、得意不得意があります。また、もしかしたら担当者レベルの実力不足が影響して売れ残っている可能性もあるかもしれません。
専属媒介契約、専属専任媒介契約を結んでいる場合は、契約期間満了を待って他の不動産会社にも相談してみてください。
不動産売却は自分一人では完結できず、不動産会社とどれだけ協力できるかに左右されます。もしも思ったよりも売却に期間がかかる場合は、不動産会社と密に連携して打開策を検討しましょう。
また、仮に仲介を依頼している不動産会社の実力に不安を感じた場合は、他の不動産会社の意見を聞いてみることも重要です。私たちサンエイジはお客様にとって最善の選択肢をご提案いたしますので、不動産売却にお悩みの方はぜひ1度ご相談ください。