家を買われるほどんど方が住宅ローンを組まれます。ローンを組まれた方は確定申告で「住宅借入金等特別控除」という税制優遇が受けられます。その住宅ローン減税ですが、2022年に改正されたことはご存知でしょうか？

◆所得税からの控除率：1％　→　0.7％

◆所得要件：合計所得金額3000万円以下　→　2000万円以下

◆住民税から引ける上限金額：前年度課税所得×7％、最大13万6500円まで　→　前年度課税所得×5％、最大9万7500円まで引き下げ

ざっとみて「全然いいことない！」という気がしませんか？控除率が下がってしまったことにはきちんと理由がありまして、近年の住宅ローンの金利が非常に低く、控除率よりローン金利の方が低くなるという逆ザヤ現象が見られるようになったからです。

しかし中古住宅に関し朗報がありました。

◆築年数要件：耐火住宅築25年以内、非耐火住宅築20年以内　→　築年数の要件は廃止、新耐震基準に適合している住宅であること

これにより1982年（昭和57年）以後に建築された住宅が控除の対象となりました。これは大幅な緩和ですね！新築物件の価格が高騰している昨今、中古物件要注目です。

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