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不動産を不動産会社に直接買い取ってもらう方法を不動産買取といいます。不動産の売却方法には、不動産会社に買主を探してもらう仲介の方法もありますが、買取ではどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。この記事で詳しく解説していきます。
目次
不動産を売却したいと考える場合、不動産会社に直接買い取ってもらう不動産買取もひとつの選択肢です。不動産買取の5つのメリットについて解説します。
買取の場合、不動産会社に確認してもらうだけなので、内覧対応の必要がありません。仲介の場合には、内覧してもらうために室内をキレイに整えたり、内覧のたびにスケジュールを調整したりする必要があり、時間をとられストレスになる場合もあります。買取の場合は室内の確認だけで済むため、何度も内覧の対応が発生することがありません。
「契約不適合責任」とは、買主が不動産に詳しくない一般の方となる場合の買主を救済するための法律です。不動産の引き渡し後に、不動産が契約内容に適していないとみなされると、売主側が買主側に対して責任を負うことになります。しかし、不動産会社に買取してもらう場合には、この契約不適合責任が免除されます。
引き渡し後に問題が発覚し、トラブルにつながることを避けられる点はメリットが大きいです。
不動産買取の場合には、仲介手数料を支払わなくてよい点がメリットです。不動産仲介で売却する場合、不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。買主を見つけるために不動産の広告を出したり、物件を探している人に物件を案内したりしてくれるため、その報酬として仲介手数料を支払います。仲介手数料は、物件の価格によって上限金額が決まっています。
【仲介手数料の上限額】
取引金額が400万円を越える不動産の場合、1~3に分けて計算しすべてを合算する必要があります。たとえば、3,000万円で売却した場合、
1~3を合算すると105.6万円が仲介手数料の上限です。仲介手数料は意外に大きな費用となるため、買取の場合には仲介手数料がかからないので大きなメリットといえます。
不動産を売却するには、エリアや価格などの条件によって異なるものの、取引成立まで数か月以上はかかります。目安として、マンションだと3~6か月、戸建てだと9~12か月ほどかかるケースが多く、全く買い手がつかないという可能性もあります。
一方、買取の場合だと買い取りしてくれる不動産会社が見つかれば、1週間から1か月ほどと短い期間で契約を進められます。
不動産は所有している期間が長くなると、その分の税金がかかります。不要な不動産であるため、早く手放したいと考える場合は選択しやすい方法です。
不動産買取の場合、物件を売りに出していることを周囲に知られる心配はありません。不動産仲介だと不動産の広告を出して買主を探すため、近隣にチラシが配られたり不動産の情報がサイトに掲載されたりして物件の概要や内装、いくらで売りに出しているなどが知られる可能性があります。買取の場合はそのような情報が公開されることはないため、近隣とのお付き合いするうえで気になるという方にとっても安心です。
不動産買取にはデメリットも存在します。
不動産買取の相場は、仲介で売却するよりも2~3割ほど安くなる傾向にあります。買取業者は、買取後に費用をかけてリフォームなど行い再販します。物件などを下取り価格で買い取りするため、仲介で売却するよりも相場は安くなります。
不動産買取をしてくれる会社は多数あるものの、買取してくれる物件に条件があり買取対象外となってしまう可能性もあります。買取業者は転売を目的に買取するため、買い手がつきやすい物件を選びます。エリアの需要が少ない、築年数が古くリフォームが困難などの場合には買取業者が見つからない場合もあります。
不動産買取のメリット・デメリットをご紹介しました。買取の場合、仲介よりも売却相場が安くなる傾向にあるものの、メリットも数多くあります。手間をかけずに早く売却したいなど事情がある場合には、買取もひとつの選択肢として検討してみましょう。
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