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不動産の買取を考えるにあたり、どのようなトラブルが発生しやすいのか事例を知りたい方や、事前に注意してスムーズに契約を進めたいと考える方は多いのではないでしょうか。この記事では、不動産買取で気をつけたい4つのトラブルと対処法について解説していきます。
目次
不動産買取をスムーズに進めるためにも、発生する可能性があるトラブルについて把握しておきましょう。
不動産買取で起こりやすいトラブルといえば買取価格に関することで、相場よりも安く買い取りされてしまうケースが挙げられます。相場の価格を知らずに売却してしまい、契約後に価格が安すぎたことに気がついても、契約が成立している場合にはそのまま手続きを進めることになります。相場より安いという理由や高く買取してくれる業者が見つかったからという理由で契約解除を申し出ても、違約金が発生するなどのケースもあり契約解除は難しいといえるでしょう。
事前に相場価格を調べて把握しておくことが大切です。買取の場合の相場は公表されていませんが、仲介での売却価格は調べられます。仲介での売却相場の7割ほどの価格が相場の目安となります。あらかじめ相場価格を把握できていれば、買取業者にかけ離れた価格を提示されて場合にも落ち着いて判断できます。
ただし、買取業者からもっともらしい査定額の理由を述べられると、一般の方には適正であるかどうかを見抜くことが難しくなります。そのため、複数の買取業者に査定を依頼して比較できるようにしましょう。
不動産買取では、想定していなかった費用を請求されるケースもあります。仲介での売却方法とは異なり、買取の場合には仲介手数料がかからず、その他の経費も本来であれば発生しません。しかし、仲介手数料を請求されてしまったり、手数料などと名称を変えて不明確な内容で費用を請求されてしまったりする可能性もあります。
またよくあるトラブルとして、「不用品を残したまま買取できるといわれたけれど、処分費用があとから請求された」というケースもあります。
買取業者に査定を依頼する際に、不用品などの廃棄費用が査定額に考慮されているのか、それとも別途費用がかかるのかを確認する必要があります。引き渡しの条件などをよく確認し、不明確な内容については契約前に明らかにしておきましょう。
はじめに提示された査定価格を、契約後に値下げされるトラブルがあります。不動産買取業者は契約してもらえるよう高値をつけておき、「契約が済んでから設備の不具合が見つかった」、「廃棄物の処分費用が必要」などとさまざまな理由で値下げを要求してくることがあります。
また、市場価格が変動したことにより致し方なく値下げを要望するケースもあります。不動産買取業者の都合により査定価格が下がるケースは、トラブルにつながりやすいといえます。
不動産売買のある程度の相場を把握しておくことが大切です。相場より高い場合は安易に選んでしまわず、相場より高い根拠となる理由を確認しましょう。原則的に査定額がそのまま契約時の売買価格となるため、査定後に価格が変わるようなことがあれば不動産買取業者の変更も検討してください。
不動産買取をはじめて利用する場合は価格の相場はもちろん、どのように買取のステップが進んでいくのかわからない方も多いはずです。そのような不動産売買に慣れていない方に対して、詐欺のような行為を働く悪徳な会社がないとは言い切れません。
たとえば、
・本来では不必要な請求をそれらしい名称に変えて請求する。
・相場の査定額より不当に安い価格で契約させようとする。
・売却金の支払や契約が済んでいないのに、所有権移転登記を要求された。
・小切手などで売却金を支払ったと見せかけ、実際には換金できなかった。
・不動産を勝手に売却されてしまった。
などのケースが挙げられます。
査定を依頼する前に、信頼して取引できる会社かどうか調べておきましょう。不動産会社は、「宅地建物取引業者」の免許が必要です。国土交通省が運営する情報システム「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」にて免許があるかを確認できます。
また不動産会社のホームページなどで過去の実績を確認し、クチコミサイトなどから信頼性をチェックしておくことでトラブルを未然に防ぎましょう。
不動産買取で発生しやすいトラブルを事前に把握しておくことで、大きなトラブルを防げます。買取価格の相場を把握して、信頼できる会社かクチコミなどで情報をリサーチし複数ピックアップしてから査定を依頼しましょう。
もし不動産に関するお悩みがございましたら、一度サンエイジにもご相談ください。もちろんご相談は無料・秘密厳守で承ります。お客様の立場に立って、最適な解決策をご提案させていただきます。